東京都を代表する霊園の一つである「多磨霊園」。ここに新たに整備される新しい形の墓所の為の埋蔵作業施設である。
新しい形の墓所とは、「樹木墓地」として、直接土に還る（触れる）形態の埋蔵方法で複数の遺骨を納めるものである。
埋蔵作業施設は、遺族が遺骨とお別れを行い、埋蔵作業までの短期間一時的に遺骨を預かる建築である。
「お別れの為の礼拝空間」「遺骨の収蔵空間」「移動空間」の3つの要素で分節された構成となっている。
分節された空間の「間」が風や光、多磨霊園の豊かな緑の景観を取り込み、馴染むよう配慮している。
株式会社環研
